毎月1000個、これなんの数字かわかります??

 

まず卵子の数が減るとはどういうことなのでしょうか・・・・。
卵子は胎児期につくられはじめ、女の赤ちゃんが生まれたときにすでに一生分の卵子が卵巣の中に用意されています。
そしてその後、新たにつくられることはありません。つまり卵子の数は生まれたときには決まっているのです。
もっと詳しく説明しますと卵子や精子のおおもとである細胞がつくられるのは、かなり早い段階になります。
お母さんが妊娠に気づくか気づかないかの時期であるか、女の子になるかが決まるのが妊娠7週目ごろですから、その前からすでに準備が始まっていることになります。
妊娠5か月の時点で、卵子の元となる細胞はその数、約700万個と最高レベルに達しますが、そこから大幅に減少して赤ちゃんとして生まれた時点では約200万個、そして初経を迎える思春期の頃には約40万個と、どんどん減少していきます。
初経時に、まだ40万個あるからといって安心してはいられません。妊娠に向けて排卵が開始すると卵子は一日約30個ずつ、一カ月で約1000個ずつ減っていくのです。
毎月1000個も卵子が失われていくというのに、実際に排卵する卵子は毎月たったの一個だけになります。
一生でも400個しか排卵にいたりません。つまりは、卵子の99,9%は使われずに終わってしまうのです。
少し難しい話になりますが、簡単にかいつまんでご説明いたします。

 

せっかく大量につくられた卵子が減ってしまうのは、アポトーシスという現象によるものになります。
欠陥がある細胞はアポトーシスによってどんどん淘汰されていきますが、これは実は卵子に限った話ではなく私たちの体のなかで常に行われていることです。
例えば、人間の体内ではリンパ球細胞が一日に約20億、赤血球にいたっては約200億もの数が常に生産されています。
そして古くて機能の衰えた細胞はアポトーシスにより死滅して、入れかえられます。
人体は常によりいい状態に保つため、欠陥がある細胞は自ら積極的に消滅すうようにプログラムされているのです。
新たにヒトをつくり出すためには、欠陥のないとびきり優れた卵子でないと生命体にまではたどりつけません。
そのために特に厳しい選択試験によって不良卵子は排除され死滅するために、卵子が大幅に減少していると考えられます。
生涯で排卵する400個の卵子の中で、さらに男性の精子と出会って無事に子宮にたどり着いてそのあといくつもの障害を乗り越えたものだけが着床し妊娠にいたる・・・、そう考えてみますと子供を授かるということは当たり前のことのように見て奇跡であると私はつくづく思います。

 

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